TOP 院長コラム 認知症その2 – 早期発見 –

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認知症を早期発見し、適切な治療や介護サービスを受けることによって症状を軽減したり、進行を遅らせることができます。原因となる疾患によっては完治が可能です。栃木県では早期発見のために以下の7つのチェックを推奨しています。

チェック項目①

  • 同じ話を何度もする

  • 時間や日にちが分からなくなった

  • だらしなくなった

  • 夜中に急に起きだして騒いだ

  • 置き忘れやしまい忘れが目立つ

  • 慣れた道でもよく迷うようになった

  • ささいなことで怒りっぽくなった

また、日常生活の中で、認知症ではないかと思われる言動を「家族の会」会員の経験からまとめたチェック項目があります。医学的な診断基準ではありませんが非常に参考になります。

チェック項目②

物忘れがひどい

  •   1

    今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる。

  •   2

    同じことを何度も言う・問う・する。

  •   3

    しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている。

  •   4

    財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う。

判断・理解力が衰える

  • 5

    料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった。

  • 6

    新しいことが覚えられない。

  • 7

    話のつじつまが合わない。

  • 8

    テレビ番組の内容が理解できなくなった。

時間・場所がわからない

  • 9

    約束の日時や場所を間違えるようになった。

  • 10

    慣れた道でも迷うことがある。

人柄が変わる

  • 11

    些細なことで怒りっぽくなった。

  • 12

    周りへの気づかいがなくなり頑固になった。

  • 13

    自分の失敗をひとのせいにする。

  • 14

    「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた。

不安感が強い

  • 15

    ひとりになると怖がったり寂しがったりする。

  • 16

    外出時、持ち物を何度も確かめる。

  • 17

    「頭が変になった」と本人が訴える。

意欲がなくなる

  • 18

    下着を替えず、身だしなみを構わなくなった。

  • 19

    趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった。

  • 20

    ふさぎこんで何をするのも億劫がりいやがる。

(出典 : ⁄公益社団法人 認知症の人と家族の会)

チェック項目に該当する項目がある場合や、認知症が疑われる場合は、早めに医療機関に相談しましょう。